IT重説いよいよ解禁!ところでIT重説ってなあに?
『原則対面』だった「重要事項説明」が、IT重説解禁でスマホやPCで!
ども、IT重説も担当してます。イエッタ編集の、のあです。
賃貸住宅を契約したことがある方は、契約前に「重要事項説明」というものを受けたの、覚えてますか?
お店で、宅地建物取引士の人に「重要事項説明書」を渡されて、その説明書の中身をひとつひとつ説明を受けたアレです、アレ。
契約前にその建物について説明を受ける、宅地建物取引業法第35条に規定されている、すっごく大事な説明なんですね。
仲介店舗で賃貸物件を契約する前には、必ず宅地建物取引士さんと「対面」で説明を受けなければいけないこととなっておりました。
そう、「対面」でなければならなかったのです。
たとえ稚内から札幌に引っ越す時でも、東京から札幌にUターンIターンでも。
「契約の前」に、どんなに遠くても、重要事項説明を受けるためにお店に行かなきゃいけない。
これ、すっごく大変ですよね…
それが!なんと!今日!10月1日から!
ある一定の条件をクリアすれば、「インターネットを利用したビデオ通話」でもOKになったんです。
お店に行かなくても重要事項を受けられる!IT重説の条件ってなあに?
てなわけで、今日から解禁になった「IT重説」、4つの要件をクリアしていれば、対面に寄る通常の重要事項説明と同様に取り扱うものとされています。
その要件とは、
- 双方向でやりとりできるIT環境において実施
- 重要事項説明書等の事前送付
- 説明開始前に重要事項説明書の準備とIT環境の確認
- 宅地建物取引士証を画面で視認できたか確認
以上の4つ。
1は、一方的な動画はダメ。画面を通して会話ができないとダメですよってこと。
2の「事前送付」は、重要事項説明書はメールやFAXで送るのはNG。必ず実物の書類を実施までに郵送して届いていることが条件。
3は途中で映像や音が途切れない程度に安定した回線状況であればOKで、2で届いた重要事項説明書をかならず手元に用意してもらうこと。
4は宅地建物取引士証の提示を画面上で必ず行うこと。
条件はこれだけ。誰でも、ほぼどんな物件でも実施できるんです。
「いままでダメだったの?去年IT重説やったけど…」
はい。そういう方も少なからずいるはず。
「IT重説」は、2015年8月から「社会実験」として、国土交通省に登録された約300社のうち53社のみが実施。約1,000件の事例から、いよいよ今日から本格的に解禁になりました。
このイエッタを運営する株式会社三光不動産も、この300社に登録して、これまで約50回のIT重説を実施してきました。
(ちなみに、筆者がIT重説の技術担当もやってます)
北海道内でIT重説社会実験を実施したのは、今年1月に国土交通省が公表した資料によると弊社も含めてたった2社。実施件数もその資料によると10倍以上の差がありました。
北海道内ではいちばん経験とノウハウがあるのは、いまのところウチですウチ(エヘン)
IT重説をご希望の方は、ぜひイエッタ掲載のアパマンショップ5店舗にお問合せを
そんなわけで、遠方から札幌にいらっしゃる方は、IT重説の経験豊富な三光不動産のアパマンショップ5店舗でお部屋探ししませんか?
重要事項説明書や実際の契約書など、まだまだ紙の書類を介さなければならない賃貸の契約ですが、この制度は大きな変化の前の小さな一歩だと、個人的には思うんですよね。
イエッタ掲載5店舗でのIT重説は、安定したWifi環境か有線LAN接続で、スマートフォン(iOS、Android)またはWEBカメラとヘッドセットを付けたPCがあれば実施可能です。
ぜひ一度ご相談くださいませ。